タイ・チェンマイに来ました。
25年ぶりです。90年代後半からバックパックの旅をする人が増えて、「自分探しの旅」というワードが盛んに使われていた時代。
それに対して山田詠美が「どこにも無い自分を探してるのが今のあなたでしょ」と揶揄したりしていました。
大学を卒業し、タイ航空のCM(タイは若いうちに行け、タイラブユー byいしだ壱成)を見て、私も漏れなく一人バックパックを背負い、一眼レフをぶら下げて旅に出たクチです。頼れるものは「地球の歩き方」だけ。それなのに何も決めずにバンコクへ降り、そのまま駅まで行き夜行列車に乗って朝にはチェンマイに着いていました。ちょうどあの時と同じ時期にまたここに来ました。あっ、チェンマイ。そう思いました。降り立った瞬間にあの時の空気、日差し、温度や色を思い出して懐かしみました。
着いてからひとまず腹ごしらえをして、市場をうろうろ。砂糖抜きのパッションフルーツジュースやカットパインを食べて暑さを凌ぎます。お供えに使うジャスミンの花を一つ一つつなげた花輪を買って持ち歩いていたら、暑さで蕾が開いて満開になり素晴らしい香り。部屋に帰ってパウダールームや枕元に置くのも気持ち良い。ああ南国、癒し。 市場で発見したミッキー型髪留め。
こういうところにありそう、と思ったら大体あるキャラクターの無断使用デザイン。ライフワークで探してるやつ。 二十歳にもなれば就職活動をしたり、留学をする同級生がいる中で自分はどうすべきか分からずまさに自分探し状態になっていたあの頃、とりあえずリクルートスーツを着て就職活動というのが嫌すぎて、大学院に逃げることにしました。一旦セーフだけど、これからどうしようかと鬱鬱しながら出発し始まった旅は大正解で、ここでは大く息を吸って別人のように元気でいられた。バンコクには帰国まで戻らずに北の方をうろうろして終わった旅でしたが、その後に現実すぎる現実に戻ったのは言わずもがな。あの時はこの国に絶対に戻ってくる!と熱っぽく思っていたのにそうしなかったのはまた別の物語がありまして...25年を経てやっとここに降り立ちました。
あの時は今のためにあったんだ、そんなことを思いながら早速ここでも少しずつ買い付けを始めています。タイに来たのは来年の買い付け展03の下準備とまた別の仕事のためで、今回の買い付け展にタイ産は出さない考えでしたが、市場で売られている生き生きとした農作物や人々を見ているとこれは新鮮なまま出すべきかな〜と考えが変わりました。そのまま採って出し、ということでリアルに生きることにします。
タイのものも韓国のものと少し並べます。
25年ぶりです。90年代後半からバックパックの旅をする人が増えて、「自分探しの旅」というワードが盛んに使われていた時代。
それに対して山田詠美が「どこにも無い自分を探してるのが今のあなたでしょ」と揶揄したりしていました。
大学を卒業し、タイ航空のCM(タイは若いうちに行け、タイラブユー byいしだ壱成)を見て、私も漏れなく一人バックパックを背負い、一眼レフをぶら下げて旅に出たクチです。頼れるものは「地球の歩き方」だけ。それなのに何も決めずにバンコクへ降り、そのまま駅まで行き夜行列車に乗って朝にはチェンマイに着いていました。ちょうどあの時と同じ時期にまたここに来ました。あっ、チェンマイ。そう思いました。降り立った瞬間にあの時の空気、日差し、温度や色を思い出して懐かしみました。
着いてからひとまず腹ごしらえをして、市場をうろうろ。砂糖抜きのパッションフルーツジュースやカットパインを食べて暑さを凌ぎます。お供えに使うジャスミンの花を一つ一つつなげた花輪を買って持ち歩いていたら、暑さで蕾が開いて満開になり素晴らしい香り。部屋に帰ってパウダールームや枕元に置くのも気持ち良い。ああ南国、癒し。 市場で発見したミッキー型髪留め。
こういうところにありそう、と思ったら大体あるキャラクターの無断使用デザイン。ライフワークで探してるやつ。 二十歳にもなれば就職活動をしたり、留学をする同級生がいる中で自分はどうすべきか分からずまさに自分探し状態になっていたあの頃、とりあえずリクルートスーツを着て就職活動というのが嫌すぎて、大学院に逃げることにしました。一旦セーフだけど、これからどうしようかと鬱鬱しながら出発し始まった旅は大正解で、ここでは大く息を吸って別人のように元気でいられた。バンコクには帰国まで戻らずに北の方をうろうろして終わった旅でしたが、その後に現実すぎる現実に戻ったのは言わずもがな。あの時はこの国に絶対に戻ってくる!と熱っぽく思っていたのにそうしなかったのはまた別の物語がありまして...25年を経てやっとここに降り立ちました。
あの時は今のためにあったんだ、そんなことを思いながら早速ここでも少しずつ買い付けを始めています。タイに来たのは来年の買い付け展03の下準備とまた別の仕事のためで、今回の買い付け展にタイ産は出さない考えでしたが、市場で売られている生き生きとした農作物や人々を見ているとこれは新鮮なまま出すべきかな〜と考えが変わりました。そのまま採って出し、ということでリアルに生きることにします。
タイのものも韓国のものと少し並べます。