Even After 100 Years

2022/11/06

身体を使うことが多い仕事柄だろうか、なんとなく邪魔になりそうでアクセサリーを身に付けなくなり久しい。そんな私はコートに付けるブローチなんかは例外的に嗜好しているのだが、あっ、これは良いな〜と珍しく思ったのがオールドダイヤモンドのジュエリー。
特にフラットカットされたダイヤはキラキラしすぎないし、形や厚みもいびつでバラバラ。そういう姿が自然で美しいと思った。そしてプラチナはこのダイヤを受け止めるのに一番相応しい貴金属だと思う。硬質な透明感があり素材をひき立ててくれる。すべてロンドンでしか入れられない品質保証の刻印が入っているのも嬉しい。ファッションの延長線上にある装飾品というよりは、ちょっとしたお守りみたいなもの。身の丈に合わなさそうな逸品が自分を引き上げてくれるような気がしていて、そういうものを身に付けて生きていたいと、この頃はそう思っている。
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